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暗記地理からの解放。

神戸と福岡、どこで差がついた?

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H27国調で一番の話題といえばこれですよね。かつて五大都市の一翼を担った神戸市は震災以来初の人口減少局面へと転じ、ついに成長を続ける九州の雄、福岡市が人口を逆転しました。人口減に突入した神戸市と大幅な人口増を遂げる福岡市、その差はどこでついたのでしょうか。都市圏レベルで考察してみたいと思います。

 

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上が神戸都市圏における各自治体の人口増加率、下が福岡都市圏における人口増加率で、いずれもH22国調→H27国調における増減です。なお都市圏の範囲はH22国調時点での10%絶対都市圏の範囲(神戸市/福岡市に対する通勤率が10%以上の範囲で、隣接都市圏の中心都市への通勤率の方が高くてもそれぞれ都市圏に含める)を採用しています。

 

神戸都市圏では人口減を意味する青が目立ちます。特に六甲山地の北側や、震災で大きな被害が出た長田区などは人口減少が顕著です。一方で、芦屋や西宮、明石の各市など神戸市以外の瀬戸内海に面した自治体では未だに人口が増加していることも分かります。実際、神戸市を除いた神戸都市圏の人口増加率は0.4%となり、周辺部沿岸自治体の現状は神戸市ほど深刻でないことが分かります。

 

一方の福岡都市圏は赤が濃いめ。福岡市北隣の新宮町は増加率が22.9%で全国一。成長を続ける福岡都市圏の象徴のようでもあります。福岡市の人口増加率は5.1%で政令指定都市では断トツ。福岡都市圏全体でも4.0%の増加率ですから、福岡市の求心力が周辺の自治体の人口増加率にも大きな影響を及ぼしていることが分かります。

 

京都、大阪、神戸と3つの中心核を持ちながら往年の地盤沈下により全体としての人口増のポテンシャルを喪失しつつある近畿地方。特に大阪と都市圏が大きく重なる神戸都市圏では、中心となる神戸市の求心力が落ちていく傾向が今後も持続していくものと思われます。

 

一方、北九州や長崎をはじめとするかつての産業都市が衰退していく中、九州で「一人勝ち」の様相を見せている福岡都市圏では、それが良いか悪いかは別にして、「福岡一極集中」の傾向がしばらくは続いていくものと思われます。この傾向は札幌や仙台でも同様に見られ、地方中核都市がいわば「人口ダム」の機能を果たしているとも理解できます。

 

かつての五大都市・神戸と「新」五大都市・福岡。その対照的な境遇には、改めて都市のダイナミズムを痛感させられます。

 

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